沢登り

火打石谷『まぼろしの大滝』登攀

まぼろしの大滝とは?  山梨県北都留郡丹波山村に位置する前飛竜を源頭とし、南面より流れ出る小常木谷の最大支流・火打石谷の上流域(標高1100m付近)に存在する。  この場所だけ忽然と開けた視界は、まるで『まぼろしの大滝』を照らし出すように陽の光がさんさんと降り注いでおり、どこか恍惚としたその佇まいは枝沢でありながら本流の大滝に負けじ劣らない程の存在感と落差を誇る、誠に見事な滝である。 活動記録&メ […]

【アイスクライミング】氷谷本流走破作戦「ランナウェイⅡ」

今日こそ本流へ 前回の氷谷上流走破作戦「ランナウェイ」ではF2の先の二俣で支流(右俣)に浮気してしまったので、今日こそは本流(左俣)の完全遡行を試みる。 さらに上流に抜け、稜線を歩いて帰るアルパイン的なプランだ。 その名も「ランナウェイⅡ」 今日もヘッドライトを撲滅するべく、ヘッドライト入山である。 帰りは稜線歩きとなるため、大洞川渡渉のための長靴はいつもの場所にデポすると回収できないので、大洞川 […]

【アイスクライミング】船小屋窪沢大滝

ヘッドライト下山撲滅の会 和名倉沢大滝登攀から一日空いた2/7、夜明けを待たずにヘッドライトでアプローチを開始。 この日から活動を開始(?)した「ヘッドライト下山撲滅の会」は、今シーズンあまりにもヘッドライト下山が多く、精神的にも体力的にも疲れてきたので発足したものだ。 ヘッドライト下山を撲滅するためにヘッドライト入山するという一見本末転倒なプランだが、事故が起こりやすい下山時に余計なリスクを増や […]

【アイスクライミング】和名倉沢大滝

今日も今日とて さて、今日も和名倉沢である。 沢の奥深い地点で息を潜めている大滝だが、実はアプローチ道中に偵察できる場所があることを山葵滝の時に発見していたわけである。 2/1のランナウェイには「ついでに和名倉沢大滝の偵察をしよう」という目論見があった。 そんなにしっかりと偵察できるわけではないが、なんとなく凍ってそうなことが確認できたが、細部の状況はわからず、登攀可能と確実に言えるものではないが […]

【アイスクライミング】氷谷上流走破作戦「ランナウェイ」

氷谷を駆け抜けろ 1/9に氷谷・山葵滝を登った時、眼前に延々と続く氷の回廊に目と心を奪われた俺は、下降支点にアックスを残置した。 「ここには何かがあるはずだ。でも何も無くてもいい。」 そう考えた俺とマチャは時間の許す限り氷谷を突き進むことを考えた。 作戦名は「ランナウェイ」 ここに執着があったわけではないが、この年は1月後半に暖気が入り、各地の状況を見るに大滝系は全滅したと判断したため、比較的持ち […]

【調査】大洞川・和名倉沢支沢・氷谷

氷谷とは・・・ 氷谷は奥秩父でも有数の美渓と名高い和名倉沢の支沢である。 氷谷の情報は乏しく、古(いにしえ)の和名倉沢の遡行図にちょこっとだけ情報が載っているものの、和名倉沢に比べ遡行の趣きは少なく、時間を掛けてまで氷谷の遡行に出向く者はよっぽどの物好きくらいだろうか。 しかしこの遡行図によると、和名倉沢との出合いにかける二段瀑を超えた20分程のところに落差30mの滝があるとのことだ。 図書館など […]

バラモ沢 オルテガ

【フィールド情報】埼玉県秩父市浦山川 バラモ沢栗山 標高700m付近不動滝上部の滝(仮称:オルテガ) 約30m直瀑7m程度と70〜80°のナメから構成される段瀑 ~令和4年1月10日 調査活動(回収編)~ メンバー:吉田隊長、宮崎 「無雪期に調査していた滝の氷結具合を見にいこう!」 と吉田隊長と我らのホーム、秩父の地へ。 確認の候補に挙がったのは「オルテガ」 なんでも、某有名ゲームの最終ボスやスト […]

大雲取沢~芋ノ木ドッケ

早朝、5時半から活動開始。日原林道を出発した。 この日のメンバーは金剛力士像と大巨人だ。そういえば、このメンバーで山に行くのは初めてである。これまでクライミングやボランティア活動で行動を共にしていたこともあり、お互いのことは分かっているが、なんだか新鮮な気持ちである。 そういえば、駐車場では、釣り人に行き先を尋ねられた。 今日は大雲取沢に行くと伝えると、どうやら我々と行き先が違うことで、ホッとして […]