中津川day3~ソロバンの滝 完登~

中津川day3~ソロバンの滝 完登~

メンバーの吉田さんを連れて、今日は年末に調査したソロバンの滝を登りに。

前回と同じく、林道のゲートに駐車。

前回と違うのは、これだ。

自転車。

チームのみんなに呼びかけたら速攻で食いついてくれた。

なんて話のわかるメンバーなんだ・・・。

行きはそれほど意味を為さないが、帰りは劇的に早くなるだろう。

今回は沢を違えることなく、ソロバンの滝の元へ。

偵察時に懸念していた下部もしっかり繋がっている。

1P 吉田

80°~90°くらいの打てば割れるツララの集合体を危なげなくリードしていく。

このフォローがなかったら2Pの俺はかなり苦戦していただろう。

この激悪な氷をいきなりリードしてしまう吉田さんの心の強さに感服した。

傾斜が緩んだ垂直の氷の基部でピッチを切る。

2P 橋本

90°の10mちょいが2段。

1段目は凹角を行くが、思った以上に傾斜が殺せない。

そしてスクリューもあまり利いていない。

「悪っ」「怖っ」と吉田さんに愚痴りつつ、2段目へ。

2段目はさらに悪かった。

凹角を行こうと試みたが、氷が脆弱過ぎてとても前進できない。

一度クライムダウンし、右側の岩とのコンタクトラインを攻める。

やはり氷は脆弱で何度かアックスが氷を切ったが、片足を岩にステミングしていることである程度安心感はあった。

とはいえスクリューを打つ場所はほとんどなく、2段目の基部に固め取りして一気に抜けた。

立木でビレイし、吉田さんを迎える。

ひとしきり健闘を讃えあった後、初登の池田さんの「残置物は残さないで欲しい」との意向を受け、懸垂で基部へ。

60mダブルなら懸垂一発で降りることが出来た。

時刻は夕暮れ。

急いで脱渓し、ライト片手に自転車で林道を疾走。

20分かからずに林道起点まで戻ることが出来た。

自転車最高!

何はともあれ、ソロバンの滝を完登することが出来た。

さあ、今シーズンの幕開けだ。